自立ということは、依存を排除することではなく、必要な存在を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう。
河合隼雄(心理学者)
- はじめに:車検費用を数万円節約!でも、本当に自分でできる?
- 【重要】2025年から変わる新ルール:2つのアップデート
- 電子車検証って何?スマホアプリが必須な理由
- ユーザー車検 vs 業者依頼:費用はどれくらい違う?
- 当日慌てない!必要書類チェックリスト
- 検査場に行く前に!最低限のセルフチェック3項目
- 予約はオンラインで:「軽自動車検査予約システム」の使い方
- 検査当日の流れを完全ガイド
- 【基礎知識①】そもそも「車検」と「軽自動車」って?
- 【基礎知識②】費用の内訳を詳しく知ろう
- 最後に、とても大切なこと:ユーザー車検はゴールじゃない
- まとめ:ユーザー車検は、正しく理解すれば怖くない
- 【付録】軽自動車ユーザー車検の全体像マインドマップ
はじめに:車検費用を数万円節約!でも、本当に自分でできる?
車の維持費を少しでも安くしたい——多くのドライバーが抱える切実な願いですよね。特に物価高が続く現在、固定費の削減は家計にとって大きな課題です。
そんな中、注目を集めているのが「ユーザー車検」という選択肢です。ディーラーや整備工場に依頼すると5万円~8万円程度かかる車検を、自分で検査場に持ち込むことで法定費用のみ(約25,000円~30,000円)で済ませることができるのです。

でも、ユーザー車検って本当に自分でできるんですか?
難しそうで不安です…

手順を理解して準備さえ整えれば、初めてでも十分挑戦できますよ。特に2025年からは、受検できる期間が2ヶ月前からに拡大されて、さらにスケジュールが組みやすくなりました。
この記事では、2025年の最新ルールに対応した軽自動車ユーザー車検の基礎知識を、初心者の方にもわかりやすく解説します。まずは「知識編」として、ユーザー車検の仕組みと準備の全体像を把握していきましょう。
【重要】2025年から変わる新ルール:2つのアップデート
ユーザー車検を検討する前に、まず知っておきたい最新情報があります。2023年から2025年にかけて、車検制度には大きな変更が2つありました。これらは、ユーザー車検を計画する上で非常に重要なポイントです。

① 受検可能期間が「2ヶ月前」に拡大(2025年4月1日施行)
これまでは「車検満了日の1ヶ月前から」受検するのが一般的でしたが、2025年4月1日から法律が改正され、「満了日の2ヶ月前」から受検しても、次回の有効期間が短くならないようになりました。
| 項目 | 旧ルール | 新ルール(2025年4月~) |
|---|---|---|
| 受検可能期間 | 満了日の1ヶ月前から | 満了日の2ヶ月前から |
| 次回有効期間 | 満了日+2年 | 満了日+2年(変わらず) |
具体例:車検満了日が1月22日の場合
- 旧ルール:12月22日以降に受検する必要があり、年末の忙しい時期と重なって大変でした。
- 新ルール:11月22日以降に受検してもOK。次回の満了日は変わらず2年後の1月22日。
メリット
年末年始や年度末(3月)などの繁忙期を避けて、余裕を持ったスケジュールで予約・受検できるようになりました。検査場の混雑も避けられるため、初心者には特におすすめです。
② 車検ステッカーの貼付位置が変更(2023年7月施行)
フロントガラスに貼る検査標章(車検ステッカー)の貼付位置が、2023年7月から変更されました。
| 項目 | 旧ルール | 新ルール(2023年7月~) |
|---|---|---|
| 貼付位置 | 前方から見やすい位置 | 運転者席側上部で、 車両中心から可能な限り遠い位置 |
| 目的 | 検査員が確認しやすい | 運転者自身が確認しやすい |


車検の有効期間をドライバー自身が日常的に確認できるようにする変更です。うっかり車検切れを防ぐための配慮ですね。
電子車検証って何?スマホアプリが必須な理由
2024年1月から、軽自動車の車検証も新しい「電子車検証」に切り替わりました。従来のA4サイズの紙から、ICタグが埋め込まれたA6サイズ相当の厚紙カードになっています。

電子車検証の特徴
| 項目 | 従来の車検証 | 電子車検証 |
|---|---|---|
| サイズ | A4サイズの紙 | A6サイズ相当の厚紙カード |
| 券面記載内容 | 全情報が印刷 | 基本情報のみ (車両番号など) |
| 詳細情報 | 紙面で確認 | ICタグに記録(スマホやICリーダーで読取) |
| 注意点 | — | 折り曲げ厳禁! |
重要ポイント
車検の有効期間満了日など、最も重要な情報がICタグ内に記録されており、券面には記載されていません。そのため、「車検証閲覧アプリ」のインストールが事実上必須となります。
「車検証閲覧アプリ」をインストールしよう
国土交通省が提供する公式の「車検証閲覧アプリ」を、事前にスマートフォンにインストールしておきましょう。

アプリの主な機能
- ICタグ情報の読み取りと表示:スマートフォンのNFC機能を車検証にかざすだけで、詳細情報を確認できます
※パソコンでもICカードリーダがあれば読み取り可能です。 - 車検証情報のPDFファイル出力:必要に応じて、全情報を記載したPDFを作成・保存できます
- リコール情報の確認:自分の車がリコール対象になっていないか確認できます
- プッシュ通知機能:車検満了60日前、30日前、さらに満了1日後に通知が届き、うっかり忘れを防止できます

他の行政サービス(税金やマイナンバーなど)でも使用できるのでお勧めです。

以下の国土交通省の特設サイトよりダウンロード・インストールできます
https://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/user/application/

通知機能があるのは便利ですね!ついうっかり忘れてしまいそうなので、助かります。
ユーザー車検 vs 業者依頼:費用はどれくらい違う?
ユーザー車検の最大のメリットは、やはり費用の大幅な節約です。具体的にどのくらいの差があるのか、比較してみましょう。
費用の詳細比較(軽自動車の場合)
| 費用項目 | ユーザー車検 | 業者依頼(ディーラー等) |
|---|---|---|
| 内訳 | 法定費用のみ | 法定費用+代行手数料+点検整備費用 |
| 【法定費用の内訳】 | ||
| 検査手数料 | 約2,200円 | 約2,200円 |
| 自動車重量税 | 5,000円~8,800円 (※車の年数やエコカー減税等で変動) | 5,000円~8,800円 (同左) |
| 自賠責保険料(24ヶ月) | 17,540円 | 17,540円 |
| 【業者独自の費用】 | ||
| 車検代行手数料 | — | 10,000円~20,000円 |
| 点検整備費用 | — | 10,000円~30,000円 |
| 合計目安 | 約25,000円~30,000円 | 約50,000円~80,000円 |
節約効果
自分で検査ラインを通す手間はかかりますが、2万円~5万円の節約が可能です。
2年ごとに車検を受けるとすれば、10年で10万円~25万円もの差になります。
自動車重量税の補足
自動車重量税は、車両の重さや経過年数によって変動します。
軽自動車の場合(2025年12月現在):
| 区分 | 税額(2年自家用) | 詳細 |
|---|---|---|
| エコカー減税対象 | 免税〜5,000円 | 排出ガス性能や燃費性能に応じて減税・免税される。 |
| エコカー減税対象外 | 6,600円 | 一般的な税額(年間3,300円 × 2年分)。 |
| 13年経過 | 8,200円 | 13年を超えると税額が上がる(年間4,100円 × 2年分)。 |
| 18年経過 | 8,800円 | 18年を超えるとさらに税額が上がる(年間4,400円 × 2年分)。 |
当日慌てない!必要書類チェックリスト
検査当日に「書類が足りない!」と慌てないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。

必須書類一覧
✓ 自動車検査証(車検証)
- 原本が必要です(コピー不可)
- 電子車検証の場合はICカードを持参
✓ 自賠責保険証明書(2枚)
- 旧証書:現在有効なもの(満了日までカバーしているもの)
- 新証書:次の2年間(または25ヶ月)をカバーするもの
重要ポイント
新しい自賠責保険は、当日検査場の敷地内にある窓口で加入できます。事前に準備する必要はありません。むしろ、検査場で加入する方が手続きがスムーズです。
また、満了日の1ヶ月以上前に受検する場合、一般的なコンビニや代理店では更新手続きができない場合があります。検査場の窓口なら、受検日に合わせた適切な期間(24ヶ月または25ヶ月)で即時発行してもらえます。
✓ 軽自動車税(種別割)納税証明書
- 原則不要:軽JNKS(電子システム)で納付確認ができるため、提示は原則不要
- 必要な場合:納付してから2週間以内など、システムに情報が反映されていない時
- 推奨:念のため持参すると安心だが、明らかに要件を満たしている場合は不要
✓ 点検整備記録簿
- 本来は事前に法定24ヶ月点検を行い、その内容を記録したもの
- 提示しない場合、新しい車検証の備考欄に「点検整備記録簿記載なし」と記録される
- 制度上は検査後に整備を行う「後整備」も認められている
重要な注意点
車検合格≠次の2年間の安全保証
車検はあくまで「その時点での保安基準適合性」を検査するものです。ブレーキパッドの残量やエンジン内部の状態までは分かりません。
車の整備責任は、常に使用者(あなた自身)にあります。この点については、記事の最後で詳しく解説します。
検査場に行く前に!最低限のセルフチェック3項目
検査で不合格になりやすい項目は、実は自分で簡単にチェックできることが多いです。検査当日を迎える前に、必ず以下の3点を確認しましょう。

① 灯火類はすべて点灯するか?
- ヘッドライト(ハイビーム/ロービーム)
- ブレーキランプ
- ウインカー(前後左右)
- ナンバー灯
確認方法:誰かに手伝ってもらい、各ライトを操作しながらチェックします。球切れがあれば事前に交換しましょう。
② タイヤの状態は大丈夫か?
- スリップサイン:タイヤの溝にある▲マークの先に、平らな部分(スリップサイン)が出ていないか確認
- ひび割れ:側面に深いひび割れがないかチェック
③ 警告灯は点灯・点滅していないか?
- エンジン警告灯
- エアバッグ警告灯
- ABS警告灯
確認方法:エンジンをかけた後、メーターパネルの警告灯が消えるか確認します。点灯・点滅したままだと検査を受けられません。
ワンポイントアドバイス
- ホイールキャップは検査の邪魔になるため、事前に外しておきましょう
- 車台番号の打刻位置を確認し、汚れを落としておくとスムーズです
より詳細な点検内容や車検で指摘されやすい事項については、以下の記事に整理していますのでご確認ください。
【保存版】ユーザー車検前に知るべきメンテナンス完全ガイド|点検・整備の全知識
予約はオンラインで:「軽自動車検査予約システム」の使い方
ユーザー車検は、いきなり検査場に行っても受け付けてもらえません。必ず事前にインターネットで予約が必要です。

予約の流れ
STEP 1:アカウント登録
- 軽自動車検査予約システムにアクセス
- メールアドレス、氏名などを入力
- 車検証情報(車両番号など)が必要なので、手元に用意しておくとスムーズ
- 注意:インターネット予約と電話予約のアカウントは別
STEP 2:ログインして予約
- 受検したい事務所・支所を選択
- 検査種別(継続検査)を選択
- 希望日時を選択
- 予約が完了すると以下のような画面に遷移し、予約番号が付与される
重量税を確認できるリンクもあるため、必要な場合は確認

知っておくと便利な「ラウンド」制
検査時間は、午前・午後の計4つの時間帯(ラウンド)に分かれています。
| ラウンド | 時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| 第1ラウンド | 8:45~10:15 | 朝一番で混雑しやすい |
| 第2ラウンド | 10:30~12:00 | 初心者におすすめ 比較的落ち着いている |
| 第3ラウンド | 13:00~14:30 | — |
| 第4ラウンド | 14:45~16:00 | 午後の早い時間 |

初めての方は、見学時間も考慮して第2ラウンド(10:30~)がおすすめです。前の人の動きを見て学ぶ余裕が持てますよ。
検査当日の流れを完全ガイド
予約が完了し、書類や車両の準備も整ったら、いよいよ検査当日です。ここでは、検査場での一連の流れを詳しく解説します。
軽自動車検査協会のサイトに構内図の例がありますので、そちらもご参照ください。

窓口での手続き(受付から書類作成まで)
① 【5番窓口】予約の確認と書類の入手
- ユーザー車検の受付窓口へ行き、「ユーザー車検の予約をしています」と伝える
- 必要な用紙(継続検査申請書、軽自動車検査票、自動車重量税納付書)一式を受け取る
② 自賠責保険の更新
- まだ新しい自賠責保険に加入していない場合は、このタイミングで手続きを済ませる
- 検査場の敷地内に窓口があることが一般的
③ 【3番窓口】手数料と税金の支払い
- 検査手数料(2,200円)と自動車重量税(5,000円~)の印紙を購入
- 購入した印紙を、もらった納付書に貼り付ける
④ 【5番窓口】書類の提出とチェック
- 再び受付窓口に戻り、記入・押印した書類一式を提出
- 職員が書類をチェックし、問題がなければ検査コースへの案内を受ける

窓口番号は検査場によって異なる場合もありますが、基本的な流れは同じです。案内表示に従って進めば大丈夫そうですね。
検査ラインでの流れとチェック項目
書類手続きが完了したら、いよいよ検査ラインに車を進めます。

① 同一性の確認・外回り検査
- 検査員が車に近づき、車検証と車体の車台番号が一致しているか確認
- ボンネットを開けるよう指示される
- 検査員の指示に従って、ライト類(ハイ/ロー、ウインカー)、ワイパー、ホーン(クラクション)を操作
- タイヤのホイールナットが緩んでいないかチェック
② サイドスリップ検査
- ハンドルをまっすぐにしたまま、ゆっくりとテスターの上を通過
- タイヤが横滑りしないか(まっすぐ進むか)をチェック
③ ブレーキ・スピード・ヘッドライト検査
- ローラーのテスターの上で、電光掲示板の指示に従って操作
- 「ブレーキを踏む・離す」を繰り返し、ブレーキの効きをチェック
- 「アクセルを踏んで40km/hを維持する」ことで、スピードメーターの誤差を測定
- ヘッドライト(ハイビーム)を点灯し、光の明るさや向きを測定
④ 排気ガス検査
- 車を降りて、検査用の細い棒(プローブ)をマフラーに差し込む
- 排出ガスに含まれる有害物質の濃度を測定
⑤ 下回り検査
- 車が少しリフトアップされる
- 検査員が下からハンマーなどで叩きながら、オイル漏れやボルトの緩みなどをチェック

電光掲示板の指示に従ってゆっくり進めば大丈夫です。
前の人の動きを参考にしましょう。わからないことがあれば、検査員に遠慮なく質問してください。
合格後の手続き

⑥ 【5番窓口】書類の最終提出
- 無事に検査コースで合格したら、検査票などすべての書類を再び受付窓口に提出
⑦ 【交付】新しい車検証とステッカーを受け取る
- しばらく待つと名前が呼ばれ、新しい有効期間が記録された電子車検証と、新しい検査標章(ステッカー)が交付される
もし不合格(再検査)になったら?
もし不合格項目があっても、慌てる必要はありません。1回の申請につき、当日は3回まで無料で再検査を受けられます。
- 不合格箇所と理由が記載された書類を受け取る
- 当日中なら、3回まで無料で再検査が可能
- アドバイス:検査場近くの「予備検査場(テスター屋)」で調整してもらうのが近道(有料)
- 調整後、再度不合格だった箇所のみ検査を受ける
予備検査場(テスター屋)とは
検査場の近くにある、ヘッドライトの光軸調整などの簡単な整備をしてくれる民間の施設です。ヘッドライト光軸ズレのような軽微な不具合なら、その場で有料(3,000円~5,000円程度)で調整してもらえます。
【基礎知識①】そもそも「車検」と「軽自動車」って?
ユーザー車検の手順を理解したところで、そもそも「車検制度」とは何なのか、基本的な知識を整理しておきましょう。

車検(自動車検査登録制度)とは?
目的:公道を走る車が、国が定める安全・環境基準(保安基準)に適合しているかを定期的に確認するための検査
重要な注意点
車検はあくまで「検査時点」での適合性を確認するものであり、次の車検までの安全性を保証するものではありません。
軽自動車の規格
軽自動車は、以下の条件をすべて満たす車両です:
- 排気量:660cc以下
- 長さ:3.40m以下
- 幅:1.48m以下
- 高さ:2.00m以下
ナンバープレートの色
- 自家用:黄色地に黒文字
- 事業用:黒地に黄色文字
【基礎知識②】費用の内訳を詳しく知ろう
ユーザー車検で必ずかかる「法定費用」の3項目について、それぞれ詳しく解説します。

① 自動車重量税
車両の重さや年式に応じて課される国税です。
軽自動車(自家用・2年)の税額:
- 基本税額:6,600円
- 初度検査から13年経過:8,200円
- 初度検査から18年経過:8,800円
- エコカー減税対象車:免税または減税
② 自賠責保険料
法律で加入が義務付けられている強制保険です。
- 24ヶ月契約:17,540円(2025年時点の料率)
③ 検査手数料
検査を受けるための手数料で、国(軽自動車検査協会)に支払います。
- 持込検査:2,200円(技術情報管理手数料400円を含む)
最後に、とても大切なこと:ユーザー車検はゴールじゃない
ユーザー車検に無事合格し、費用も節約できて一安心——。でも、最後にこれだけは覚えておいてください。
- ユーザー車検で証明されるのは、「検査の、その瞬間」の安全性です。
「合格したから、次の2年間は故障しない」という保証ではありません。 - 本当の目的は、コストを節約することだけではなく、自分の車の状態に関心を持ち、安全に乗り続けることです。
ブレーキパッドの残量など、車検では分からない消耗品のチェックも重要です。車検とは別に、定期的なプロによる点検も忘れずに行いましょう。
最も重要なポイント
車検合格≠次の2年間の安全保証
車検で証明されるのは、「検査の、その瞬間」の安全性です。「合格したから、次の2年間は故障しない」という保証ではありません。
ユーザー車検で証明できること・できないこと
| 証明できること | 証明できないこと |
|---|---|
| 検査ラインでの計測値 (ブレーキの効き、ライトの光量など) | ブレーキパッドの残量 |
| 外観上の異常の有無 | エンジン内部の摩耗状態 |
| 排気ガスの基準適合 | オイル漏れの予兆 |
| — | 消耗品の交換時期 |

車の整備責任は、常に使用者(あなた自身)にあります。
ユーザー車検の本当の目的は、コストを節約することだけではなく、自分の車の状態に関心を持ち、安全に乗り続けることです。
賢くユーザー車検を活用するために
- ユーザー車検で費用を節約する
- 節約した分を、定期的なプロによる点検・整備に充てる
- ブレーキパッドの残量など、車検では分からない消耗品のチェックも忘れない
このバランスこそが、本当の意味で安全・安心なカーライフに繋がります。
まとめ:ユーザー車検は、正しく理解すれば怖くない
この記事では、2025年の最新ルールに対応した軽自動車ユーザー車検の基礎知識をお伝えしました。
この記事のポイント
- 2025年4月から「2ヶ月前受検」が可能に
年末年始や年度末を避けて、余裕を持ったスケジュールで挑戦できる - 電子車検証には「車検証閲覧アプリ」が必須
車検満了日などの重要情報はICタグ内に記録されている - ユーザー車検なら2万円~5万円の節約が可能
法定費用のみ(約25,000円~30,000円)で済む - 必要書類と車両チェックを事前に確実に
当日慌てないよう、チェックリストで準備を万全に - 検査ラインは電光掲示板の指示に従えばOK
初心者でも落ち着いて進めば大丈夫 - 車検合格≠次の2年間の安全保証
節約した分を定期的なプロの点検・整備に充てることが重要

手順を理解して、事前準備さえしっかりすれば、初めてでも挑戦できそうですね!

その通りです。特に2025年からは受検期間が2倍に延びたので、自分のペースで余裕を持って準備できます。この知識編で基礎を理解したら、次は実践で具体的な当日の流れをマスターしましょう。
【付録】軽自動車ユーザー車検の全体像マインドマップ
今回解説した内容の全体像を、一枚のマインドマップにまとめました。ユーザー車検の準備や復習の際に、ぜひ活用してください。
印刷やスマートフォンに保存して、いつでも確認できるようにしておくと便利です。
参考文献・外部リソース
- 軽自動車検査協会:https://www.keikenkyo.or.jp/
- 軽自動車検査予約システム:https://www.kei-reserve.jp/pc/index.html
- e-GOV法令検索 道路運送車両法:
https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185/#Mp-Ch_5 - 国土交通省 自動車検査登録 総合ポータルサイト:
https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/jidousha/kensatoroku/index.html
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